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津波から身を守る


津波は地震、海底火山などと直結する被害です。気象現象で起こることはありません。地震のおおきさマグニチュードに比例しますが震源の深さでも大きく変わってきます。太平洋側にくらべ日本海側は、海底の断面層の急傾斜なので津波がおきやすく、地震の影響を受けやす傾向が見られます。

海辺近辺限定の被害だが、海辺に住んでいなくとも海に行く機会があるときに起こるとも限りません。大雨の影響でなく、地震の影響だからです。晴れていても起こる災害です。きちんとした知識を持っておくことは大事です。

津波のスピードはすごく早く、チリ地震のとき、地球の反対の日本に津波が達したのが22時間後でした。水深5000mの外洋では時速約800kmの速さで伝わります。水深500mでも250kmのスピードで来るため、少しの判断ミスで巻き込まれることになります。津波は川をさかのぼるほどの力があります。平地では数km以上も浸水することもあります。

あまりご存知ではないかと思いますが地震のマグニチュードように津波にも規模をあらわす単位があります。ただ地震とは異なり、被害の範囲、大きさなどが加味されたものが数値としてでます。m−1から順にm4までの6段階にあらわされますがあえて単位をつける必要がないのではといわれています。ちなみにm0から被害がでる大きさです。

さてここからが大事な避難方法ですが、津波は巻き込まれた時の対策はありません。

巻き込まれる前に非難する方法しかありません。気象庁の津波警戒注意報を聞くために防水用ラジオを海に行く際、携帯しておくべきです。巨大津波でも早い段階で情報を手に入れれば割と安全な場所に移ることも可能です。

出来るだけ高台に非難することが何より優先する避難方法です。車までの非難はあまりお勧めできません。何時間後に来る様な場合は有効ですが、切羽詰った状態では、渋滞して身動きが取れなくなる可能性があります。また、家財、財産は諦めたほうが無難です。

心配になり、様子を見に行ったため巻き込まれた人も多いそうです。もうすでにそこまで来ている場合は遠くの避難は諦め、近くの建物で高い場所に上り非難します。浸水が始まってからでは漂流物にぶつかり転倒する危険が出てきます。また岩場、堤防など堅いものから離れます。死因の多くは岩やコンクリートに叩き付けられ気絶し、(負傷)し水死するケースが多いです。建物に非難する際は海岸に面するビルよりも2列目、3列目の建物に非難するように心がけます。陰になることで津波のエネルギーを少しでも逃れることが出来ます。

津波予報の種類は全部で3種類です

津波警報
  ・大津波・・高いところは3m以上の津波が予想される。厳重に注意。
  ・津波・・高いとこは2m程度の津波が予想される。警戒をしてください。
津波注意報
  ・津波注意・・高いところで0.5m程度の津波が予想される。


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